鍼治療はこわい?
- 福本鍼灸院
- 2016年12月13日
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鍼灸の治療法は鍼灸師個人個人によって違うようです。 先日、いらしゃった患者さんは、 「鍼は怖いからお灸だけしてください。」とおっしゃいます。 以前,鍼治療を受けたときに、気分が悪くなりこりごりだそうです。 これは、気が上るという状態で、肩こりなどのとき、痛いところや凝ったところに、むやみに鍼治療をおこなうとその部分に血液が集まり、他の臓気が少し虚血状態に陥り気分が悪くなるものです。 確かに、痛いところに鍼治療をおこなえばその部分の 修復作用で他の治療より痛みが取れたりします。 普通は、こういった治療でも気分が悪くなることはあまりないんですが、 時々、もうこりごり、鍼灸は怖い!という
困った状態にする鍼灸師もいるようです。 しかし、これで、鍼灸治療がすべてだとは思わないでください。 鍼灸師によって、ずいぶん個人差があります。 実際、先日の肩こりがひどいという患者さんも、お灸治療をするときに、 身体の状態を診ながら、このツボが痛いでしょう! 鍼治療をしたら改善が早いんですがね、、、 と、手足の関連のあるツボを示しながら、ツボの効能などをお話していると、 「それでは、鍼治療もお願いします。」ということになりました。 当院独特のFUKUMOTOメソッドを使用した、鍼灸治療を早速おこないました。 当院では、肩こりといっても肩には鍼治療はおこないません。
痔の治療と言っても、お尻を出せとは言いません!! 経絡の流れに沿った手足のツボが中心です。 以前とは全然違ったそうです。 肩がスーッと軽くなり、目もすっきりし、、、痛くも怖くともない! 次回いらしゃった時は、「便秘もよくなったし身体が軽くなり調子がよかった!
がん予防、健康維持のためにも通院します。」と、おっしゃっていただきました。 鍼灸治療は診断即治療といわれるように、身体の状態を診て、その悪いところを改善できる治療です。 どういった状態でも、今の状態よりは何らかの改善がみられるものです。 せっかく、自分の持ってる力で改善できる鍼灸治療というよい日本古来の医療がありながらその良さが知られていないのは残念です。 少しづつでも、鍼灸治療の効果のすばらしさをお伝えできれば幸いです。
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