漢方的感情の処世術
今年も残り少なくなりました。
お正月には、いろいろの話題があると思います。
ちょっと物知り顔で、ご利用ください。
漢方では五志といい、 感情の変化を体の機能に割り当てます。 肝は怒 心は喜 脾(胃を助ける)は思 肺は憂 腎は恐 となっています。 どうしても怒りがおさまらないときは 右手の内関を揉んで、悲しいことを見聞するとよいでしょう。 大きな喜びが突然やってきて、体がおかしくなりそうな場合は、 左手の内関を揉んで、恐ろしいことを見聞するとよいでしょう。 物事を思い煩って、どうにも心が晴れない場合は、 足の三里を揉んで、腹の立つことを見聞するとよいでしょう。 どうにもこうにも悲しくてしかたのないときは、 手の列缺を揉んで、喜ばしいことを見聞するとよいでしょう。 なぜか、物事に対して恐怖感が強くて困るときは、 足の照海を揉んで、思い煩うことを見聞するとよいでしょう。